星バウ 「ブエノスアイレスの風」
正塚先生のバウやDC作品は好きですが、この作品もとても好きで、りかちゃんの初演・再演も観劇していてとても印象に残っている部分も多い気がするので、星組若手での今回のこの公演、配役を聞いた時はどうなるかな~、と思っていたのですが、期待以上に皆健闘していてよかったです。
若手ダンサーが揃っているので、ダンス場面も見ごたえがあり、皆とてもかっこよかったです。 一度ではみきれないのが残念でした。
ちえちゃんは、すっかり安心してみていられるようになりました。 エルアルコン大劇場の頃からみると本当に、大きく成長したなあと思わされます。 りかさんの哀愁漂う大人の雰囲気のニコラスとは違い、静かだけれど懐に大きな愛を感じさせるような、そして内面には熱いものをもっているニコラス、言葉は足りませんが、ちえちゃんの持ち味のニコラスはまたとても素敵でした。 歌声も低い声まででて、聞かせてもらえましたし、声音の変化とかもすごかったです。
演じ手が違うと、やはり受け手の印象も違ってくるようで、( もしくは私の年齢も違ってきているせいかもしれませんが(^^; その時のおかれている環境とかによっても見方が違うかもしれませんね ) ニコラスとイザベラの関係が、りかちゃんと西條さんの時には、特にラスト近くの、雨のシーンが印象に残っているせいかもしれませんが、根本にある魂が近いものがあるので、この二人は今後早めに距離が縮まっていくような気がしていたのですが、今回のちえちゃんとねねちゃんの関係は、ひょっとすると友人もしくはよいパートナーのままいくような気がしてしまいました。
又、ニコラスとリリアナの関係も、子供の頃のかのちかリリアナは、大人で容姿がかっこよい、そしてひとつひとつがとても素敵な大人のりかニコラスに憧れから恋に変わっていたような気がしますが、今回は、大人だけれどもあったかい、よく声をかけてくれるもう一人のお兄ちゃん的なちえニコラスにほのかな恋心をいだいていたような、そんなかんじがします。 なので、ラストの喪服での場面も感じる印象が違ってきました。 かのちかちゃんの (肉感的なこともあり) 大人っぽさ、ちゃきのまだ大人になりきれていない若さみたいな印象の違いもありますね。
あと、イサベラとマルセーロの関係も。 ひでき(西條三恵) のイサベラは、若さと一時の気の迷いでたに・きりやんマルセーロに、さびしい寂しいと確かに言っていたかもしれないなあ、、。 と感じ、ねねちゃんイサベラは、ゆりか(真風) マルセーロのちょっと見のかっこよさ、自分より背も高いし(^^; 、、つりあいがとれるとか(^^; で一緒にいたこともあったのかな~と思わされました。
そういうちょっとした印象の違いが面白かったです。
○今回、想像していた以上によかった人が多くて、嬉しい誤算でした。
ブエノスアイレスといえば、しびさんの歌というイメージが強い中、配役を聞いたときは、ころちゃん (タンゴ酒場の歌手) も大変だなあと思っていたのですが、大健闘でした。 はじめの歌からよかったですね、こんな歌声でも歌えて、それも素敵だったので、嬉しかったです。 ヤンママなかんじも違和感なく悲哀さを好演していました。
エバ役のまりも (ニコラスのかつての恋人) も芝居の人になりましたね。 ひとつひとつに嘘がなくすごくよかったと思います。 うまいです。 ダンサーなので、イサベラでもみたかったですね。
イサベラの姉役のはなみんもさすがにうまいです。 こういう汚れ役をきっちりと演じることができる人がいて、頼もしいですね。 迫真に迫った姉妹げんかでした。
ロレンソ (店のオーナー) 役のさやかちゃんも、うまいとは思っていましたが、いい味のマスターを好演していました。
バーテンダーのどいちゃんもよかったです。 笑いの間がよくて、一人で笑ってしまいました。細かい芝居もできていて、今まで彼女が演じた中で一番のお気にいりです。 少ないダンス場面もかっこよくて、超セクシーでした。
武器商人のじゅんなもまた、きっちりと渋く、危険な香りのする悪役を演じていました。
ブローカーのみやるり、相変わらずいい声していますし、もう少しせりふのある役をみてみたいです。 芝居も落ち着いていてとてもよかったです。
このあたりが、もし私が星組以外の路線以外あまり知らない組で観劇していたら、後でプログラムをめくって名前を確認する人たちだと思います。
○よいとは思っていたけれど、まあ、イメージ通りよかった方。
ねねちゃんのイサベラ (ニコラスのダンスパートナー)。 配役を聞いた時にはちょっと難しいかなと思っていましたが、さすがに、手足も長く抜群の華があり、健闘していました。 色々言われているダンスも頑張っていて悪くはなかったような気がします。 キャラ的に、根本にもつ寂しさとかわびしさ。貧乏ゆえのハングリーさみたいなものが多少希薄には欠ける様な気もしますが、丁寧に演じていて頑張っているのがわかりよかったです。
ちゃきのリリアナ (リカルドの妹)。 この学年にしてはかなり健闘していましたし、よかったと思います。 一箇所、お兄ちゃんの横でうなだれるところは、ちょっと違うかな?という気がしないでもなかったですが、頑張っておられました。
マルセーロのゆりか (チンピラ フローラの息子)。 今までで印象に残っているのはCSでみたキーンの役が一番大きい気がしますが、そのときから比べると、本当によくなりました。 チンピラの役で生きていました。 せりふに嘘がなかったです。 それにしても水ちゃんに激似ですよね。 舞台栄えするので、このまま大きく育っていってほしいです。
○よいし、努力して頑張っていることも想像がつくけれど、もっともっとよくなれるはず、よくなってほしいと思う方、、、(^^;
リカルドの和 (かつてニコラスの闘争仲間 親友)。 見た目はよいし、すごくよかったと思います。 雰囲気もつかんでいた。 銃弾に撃たれたところはすごくよくて、うるうるきました。 でもその直後、最期の息をひきとるあたりが、そんなに元気なはずないだろう、、とか、、。 いいところもあり、目につく箇所もあり、、かけあいのテンポなども少し気になりました。 革命を起こそうとするまでの人としては熱さがないというか、リリアナへのちょっとした愛情とかも、、足りないというか、伝わりずらいような、、そしてニコラスとの温度差を感じました。 あと、衣装のせいもあるかもしれませんが、もう少しすっきり魅せてほしかったなあと思います。 体系のことばかりではなく、居方のようなものが、、。 スロースターターな気がするので公演期間がもう少しあれば、まだまだよくなっていくような気もします。
ビセンテのゆずる (エバの恋人 刑事)。 配役を聞いたときに、この役難しいだろうな~と思っていましたが、やっぱり苦労されているようでした。 登場シーンはかっこよかったですし、雰囲気はよくでていたと思います、悪くはないと思いましたが、台詞のトーンが変わらないところがあり、抑揚の出し方がもう少し違っていたのかもしれません。 それと今まで気になっていたことが今回ちょっと露呈してしまった印象です。 立ち方、座り方、歩き方、走り方、銃の構え方、、など、ちょっとした、基本の部分、、今後少しずつ修正されていくといいですね。 でも華があり、人気もあるようで、オペラグラスのあがる率が私がみたときは高かったので、今後さらに頑張っていってほしいです。
やはり初演が、あてがきというか皆もうものすごいはまり役だったので、今回の見方も多少厳しくなってしまうところもあるのかもしれません。
ほかにも、かつきさんのアパートの管理人さんもよかったです。、あの場面で笑う難しいと思われる笑い方が違和感なかった。 ダンス場面もセクシーでした。
みっきーのビセンテの上司もあの学年では難しかったと思われましたが、かんじはよくでていて、健闘していました。
れんたの銀行員も悪くなかったです、酒場での細かいお芝居をみることができなくて残念。
若手が多い公演でしたが、皆とてもよくて、星組いいぞ~(*^^*)と思えた公演でした。 ダンスシーンも多くて、皆本当にかっこよかったです。 雰囲気のあるこの作品。 今回もとても素敵でした。














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